老後の生活に「不安を感じる」人は8割超
公益財団法人 生命保険文化センターの調査によると、以下のとおり「自分の老後生活に不安を感じる人」が8割超という結果に。
老後生活への不安
- 非常に不安を感じる:17.5%
- 不安を感じる:27.3%
- 少し不安を感じる:37.4%
- 不安感なし:15.9%
- わからない:2.0%
また、不安の具体的な内容としては以下のとおり「公的年金」に対するものが約8割を占めています。
老後生活に対する不安の内容
- 「公的年金だけでは不十分」:79.4%
- 「日常生活に支障が出る」:57.3%
- 「自助努力による準備が不足する」:36.3%
- 「退職金や企業年金だけでは不十分」:31.4%
- 「仕事が確保できない」:29.2%
- 「配偶者に先立たれ経済的に苦しくなる」:21.3%
- 「貯蓄等が目減りする」:21.0%
- 「子どもからの援助が期待できない」:13.6%
- 「配当収入等が期待どおりにならない」:11.0%
- 「住居が確保できない」:5.4%
- 「その他」:0.9%
- 「わからない」:0.7%
「仕事が確保できない」と不安に感じている人が約3割。年金が少なく、貯蓄も十分でないとなれば、老後も働いて収入を確保したいとなるのは当然かもしれません。
しかし、老後の生活設計に「労働収入」を想定しておくのは危険でしょう。
近年は定年年齢の引き上げ、定年制の廃止、70歳までの雇用機会確保など高齢者を取り巻く労働環境が大きく変化していますが、身体的な衰えが訪れることも十分に考慮しておきたいものです。