【看護師】現在の職場に決めた理由は?
今回の調査では全体の8割以上が転職を経験しており、ライフイベントの変化にあわせて転職されている方もいました。
看護師は資格職でもあるため、数多くある職種の中でも、転職を過度に躊躇する必要のない職種の一つと言えるでしょう。
同調査によると、「現在の職場に決めた理由はなんですか?(複数選択可)」という問いに対して、「仕事内容・やりがい(15%)」、「勤務地・通勤距離(12%)」、「勤務時間(11%)」の順で多くなりました。
アンケートの回答の一部もご紹介します。
- 自身の専門分野において、高度な専門知識やスキルを発揮できる環境であり、日々の業務を通じて成長できそうだと感じたため。(40代前半)
- 結婚をして引っ越しをした為、家庭との両立を考え通勤距離と残業時間を重視した。(40代前半)
- 外来なので夜勤がない、程よい大きさの病院なので急な休みも取りやすい、福利厚生がしっかりしているため。(30代前半)
出所:株式会社SOKKIN調べ
転職の際に希望する条件は、仕事内容ややりがいといったキャリア面、勤務時間や勤務地といった働きやすさ面などさまざまであり、また年代やライフイベントによっても変化するもの。
そのときの環境に合わせながら、長い目で見たキャリアも考えた転職活動が重要でしょう。
転職はさまざまな面から考えよう
今回は看護師の平均年収や転職事情をみてきました。資格職であることや、ライフイベントの変化に比較的対応しやすい職種であることから、興味を抱かれている方もいるでしょう。
看護師の転職では、もちろん年収をはじめとした待遇を確認することも大切です。
たとえば今回の調査によれば、基本的には大規模な病院の方が収入増が期待できます。
また、職場環境のよさや人間関係などを踏まえて、精神的負担が重くなりにくい病院選びも大切でしょう。
今後のライフイベントの変化が予想される場合は、子育て期に労働時間の調整が効きやすい、転居しても通いやすいなどの条件を考えることも大切です。
いたずらに転職回数を増やさないよう、待遇や環境面など多様な面から検討しましょう。
参考資料
宮野 茉莉子