「NISA」という言葉をきくことが多くなったと感じる方も多いのではないでしょうか。
NISAは株式や投資信託の税金優遇制度のことで、投資した金融商品が値上がりした場合の利益や、配当金や分配金も非課税になります。
将来の資産形成のためにNISAを利用している方がほとんどですが、具体的な利用目的は一体何なのでしょうか。
今回は、日本証券業協会のデータを元に、「一般NISA」や「つみたてNISA」の利用目的は何か解説していきます。
1. 一般NISAまたはつみたてNISAの利用目的
日本証券業協会が2023年10月18日に公開した、「個人投資家の証券投資に関する意識調査」によると、一般NISAまたはつみたてNISAの利用目的は以下のような割合になっています。(※複数回答可)
(※日本全国の20歳以上の有価証券保有者5000人を対象に行われています)
- 老後の生活資金づくり:59.7%
- 生活の足し:24.7%
- 旅行やレジャー資金づくり:16.9%
- 子や孫へ残す資金づくり:11.1%
- 自身や家族の介護費用づくり:9.7%
- 子や孫の教育資金づくり:9.1%
- 耐久消費財(自動車や家電)など購入資金づくり:7.2%
- 退職金を運用するため:6.2%
- 住宅購入のための資金づくり:4.2%
- 自身の教育資金づくり:4.0%
- 自身の結婚資金づくり:2.1%
- その他:2.8%
- 特に目的は考えていない:17.3%
一般NISAまたはつみたてNISAの利用目的は、「老後の生活資金づくり」が59.7%と最も多くなっています。
また、「生活費の足し」「旅行やレジャー資金づくり」「子や孫へ残す資金づくり」と続いています。