株式会社NTTデータグループ(東証プライム、9613、以下「同社」という)が、2024年3月期第2四半期連結決算(対象期間:2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。

売上高は、第1四半期から継続して、海外事業のNTT Ltd.の連結化により大幅に増収となった。受注高についても同様に増加基調である。

また、営業利益は、海外事業の統合費用および構造改革費用の増加はあったものの、連結拡大影響や増収により、増益となった。

通期業績予想に対する進捗率は、売上は順調に推移しているが、利益率の低下から利益についてはビハインドしている。

なお、同社は2023年7月1日より商号(=会社名)変更し、株式会社エヌ・ティ・ティ・データから株式会社NTTデータグループとなっており、持株会社体制に移行している。

NTTデータグループの当第2四半期連結業績

第1四半期から継続して、海外事業の統合および構造改革が業績に大きく影響している。

売上高は、連結拡大に加え、日本・欧州の規模拡大により、前年同期比+51.6%の2兆785億1300万円と大幅な増収となった。

受注高は、国内では官公庁および金融機関向け、海外では欧州での増加が顕著であった。

営業利益は、統合費用・構造改革費用の増加はあったものの、増収に伴い前年同期比+12.9%の1218億7200万円となった。

一方、連結拡大による金融費用の増加が影響して、当社株主に帰属する四半期利益は前年同期比▲27.1%の530億2200万円と減益であった。

通期業績予想に対する進捗率は、売上高は順調に推移しているが、収益性の悪化から利益は40%前後となっている。