株式会社デンソー(東証プライム、6902、以下「同社」という)が、2024年3月期第2四半期連結決算(対象期間:2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。

日本・北米を中心とした好調な車両販売、円安の進行に加え、電動化・安心・安全製品等の注力領域等の拡販により、当上期は増収増益となった。

上期の好調な実績に加え、円安継続により、通期業績予想についても上方修正を行った。

なお、同社は2023年9月30日を基準日として、2023年10月1日に、1株につき4株の割合で株式分割を行っている。

デンソーの当第2四半期連結業績

中国における販売不振が続くも、日本と北米が好調なため売上高は前年同期比+16.3%の3兆5134億9800万円となった。

電子部品を中心とした部材費高騰の継続や研究開発等の将来に向けた投入を加速したため、原価および販管費は増加した。

一方で、操業度差益が大きく寄与したことで、営業利益は前年同期比+36.3%の2118億2000万円となった。

親会社の所有者に帰属する四半期利益も、前年同期比+59.7%の1689億2300万円と増益であった。