老後の生活で欠かせないものの代表格が「年金」と言えるでしょう。
ではこの年金ですが、皆さんは将来受け取れる金額をご存知でしょうか。
定期的にやってくる年金のお知らせ等で目にすることはあるものの、そこまで真剣にみている方は少ないと思います。
加えて、最近では国民年金保険料の納付期間の延長も検討されるとあり、「払った分だけ年金は本当にもらえるのか」と思われている方も少なくありません。
年金制度が破綻することは考えにくいですが、増えることはあまり期待できません。
2023年度は増額になったものの、結局は物価上昇率を下回っているため、実質は目減りという見方もあるのです。
そんな厚生年金と国民年金の受給額について、いま現在受給している方の平均額を知っておきましょう。
年度途中で手取りが変わる仕組みについても見ていきたいと思います。
1. 国民年金と厚生年金の仕組みとは
日本の年金制度は「2階建て」といわれており、国民年金と厚生年金の2種類で構成されています。それぞれの特徴は以下の通りとなってます。