4. 40歳~50歳代の「おひとりさま」老後に向けたお金の準備はお早めに
今回は「40~50歳代のおひとりさま」の貯蓄額や、平均的な支出などについて見ていきました。
老後は、今まではかからなかった医療費や介護費など、急な出費が必要になる可能性は高くなります。
おひとりさまで一番不安なのが老後の介護問題ではないでしょうか。介護や支援が必要になったときのために、介護資金までも含めた貯蓄計画を立てておくことが大切です。
まずは介護保険や健康保険など、公的な保障を把握しておきましょう。そして、足りない部分は民間の保険で備えるのも良いでしょう。
自分の持っている金融資産やそのほかの資産、負債などを把握し、早めの老後対策を始めることも重要です。
「いまの貯蓄ペースだと、年金だけで老後を過ごすのは厳しいかも……」と感じたら、「iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA」など、国の税制優遇制度を活用した資産運用を検討してみるのも一案です。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」
- 内閣府「令和4年版 少子化社会対策白書 3婚姻・出産の状況」
- 総務省「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果」
- 厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
菅原 美優