5. 「時間を味方に」早めのスタートがポイント

30年・25年・15年で2000万円を貯めるために、2024年からスタートする新しいNISA「つみたて投資枠」を活用したシミュレーションを行ってきました。

想定利回りと目標金額によっても変わりますが、スタート年齢が早ければその分必要積立額は少額で抑えることができます。

もちろん運用にはリスクがつきものですが、時間を味方につけることでリスクを軽減させる効果もあります。

将来に向けた資産づくりには早めの準備が大切です。できることからひとつずつ始めていきましょう。

6. 新NISAのよくあるご質問(FAQ)

6.1 Q1.非課税保有限度額が1800万円ですが、つみたて投資枠だけ、もしくは成長投資枠だけで使い切ることはできますか?

A1.つみたて投資枠だけで1800万円を使い切ることはできます。成長投資枠だけで使い切ることも可能ですが、成長投資枠の非課税保有限度額は1200万円となっています。

6.2 Q2.非課税保有限度額は買付額ベースで管理されますか?

A2.「買付け残高(簿価残高)」で管理されます。また、NISA口座内の商品を売却した場合には、その商品の簿価分の非課税枠が再利用できるようになります。

6.3 Q3.非課税保有限度額を管理するとのことですが、金融機関は変更できますか?.

A3.金融機関は変更できます。非課税保有限度額については国税庁において一括管理を行います。なお、金融機関変更の方法やスケジュールはご利用の金融機関で事前に確認しましょう。

参考資料

笹村 夏来