小球根とは球根が小さく株姿がコンパクトな植物。可憐で野趣あふれる花を咲かせるので、ナチュラルガーデンに最適です。

なかには寒い季節から咲き始めるものもあり、寂しくなりがちな早春の庭が華やかに。

今回は今が植えどきの小球根の育て方やオススメ品種を紹介します。

1. ナチュラルガーデンにぴったり!小球根の育て方

Kocsis Sandor/shutterstock.com

1.1 植え付け時期

春に咲く球根は涼しくなった秋が植え付け時期。夏の暑さが残る時期に植え込むと腐ってしまう恐れがあります。また、冬の寒さに当たらないと花が咲きません。

冬の間は地中でゆっくり休眠して、少しずつ温度が上がってきたのを感じることで芽吹きます。

1.2 植え方

植え付ける際は球根3個分の深さの穴を掘り、とがった部分を上にして置きます。小さな球根はある程度の数をまとめて植えると群生して咲き、ゴージャスな見映えになります。

庭を野原のようにナチュラルにしたいときは、無造作に植えるのも効果的。手に載せた球根を放り投げ、落ちた場所に植え付けます。

1.3 水やり

庭植えの球根は雨水に任せて、とくに水やりの必要はありません。鉢植えの場合は土がカラカラに乾き切ってしまわないように、適度に水をかけてあげましょう。

1.4 球根の掘り上げ

基本的に球根の掘り上げはしなくても大丈夫です。そのまま植えっぱなしにしておくと、土の中で自然に分球したり、こぼれ種で株が増えたりします。

手間がかからないうえに、翌年は意外なところから花が咲く楽しみも味わえるでしょう。