今年のうちにやっておくべき4つのこと

では最後に、2024年から新NISAを始めるために、今年のうちにやっておくべき4つのことを紹介していきます。

1.現行NISAの口座を開設しておく

新NISAが始まる前に、現行NISAで口座を開設しておけば、自動で新NISAの口座が開設されるだけでなく、今年投資した分は新NISAとは別枠になるため、非課税投資枠が増えることになります。

NISA口座の開設は証券会社によって、1~2営業日でできる場合もあれば、2~3週間かかる場合もあります。

書類の不備などあればさらにかかるので、新NISAをスムーズにスタートさせるためにも、口座開設の手続きは早めに行うといいでしょう。

2.クレジットカードを作っておく

投資信託の積み立ての場合、証券会社によってはクレジットカード決済が利用できるところがあります。

クレジットカード決済ならポイントが付くので、積立投資をしながら特定のポイントを貯められます。

証券会社ごとにポイントが付与されるクレジットカードは異なるので、証券会社選びの際にクレジットカード積み立てについて確認しておくとよいでしょう。

利用できるクレジットカードを持っていない場合は事前に作っておきましょう。

なお、クレジットカードによる積み立ては毎月5万円が上限となります。

3.投資信託について学んでおく

つみたてNISAは投資初心者でも利用しやすいように、金融庁があらかじめつみたてNISAに適した投資信託を選別しています。

そのため、投資信託選びで大きく失敗することは少ないとはいえ、何もわからずに適当に選ぶことは避けましょう。

投資対象の資産や地域、インデックス型とアクティブ型の違い、投資信託のリスクやコストについても、購入する前にしっかり学んでおきましょう。

4.実践して慣れておく

新NISAをきっかけに投資に興味を持った人は、ウォーミングアップを兼ねて今年のうちに投資を始めてしまいましょう。

金融商品の値動きに慣れておくことは投資を行う上で大切です。

新NISAに向けたまとめ

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投資をきっかけに世界経済について興味を持つかもしれません。

今後の人生においてプラスになるでしょう。

くれぐれも、投資額と家計とのバランスを崩さないように、無理のない範囲でスタートしてみてくださいね。

参考資料

石倉 博子