みんな【厚生年金と国民年金】をいくら受給？10月には振込額が変わった人も 2023年度は67歳以下で2.2％増。10月から天引き額が変わる理由とは

このように、就業形態などによって加入する年金種類が異なります。また途中で働き方を変えたという方は、年金記録が正常かどうかを確認しておくと安心です。

自営業や専業主婦の方は国民年金に、会社員や公務員の方は国民年金＋厚生年金に加入しているとイメージしましょう。

2階建て構造であるがゆえに、厚生年金は国民年金のみを受け取る場合よりも手厚くなるといわれています。

また、老齢年金額は毎年度改定されます。

2023年度は物価高もあり、67歳以下で2.2％、68歳以上で1.9％の増額でした。ただし物価上昇ほどには増額となっていないため、実質には目減りとされています。

2. みんなの「国民年金」平均月額はいくら？

では、みんなは国民年金をいくらぐらい受給しているのでしょうか。

厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、いまの高齢者の平均額を確認していきましょう。

国民年金の平均月額は、男女全体で5万6368円でした。

また、男性の平均は5万9013円、女性は5万4346円となっており、男女での差はほとんどないのが現状です。

平均ではわからないボリュームゾーンも確認しましょう。

同資料から、1万円刻みで受給額を見ていきます。

6万円以上～7万円未満の人が多いようです。