新型コロナウイルス感染症の位置づけが「5類感染症」となり、もう少しで半年になります。長く続いていたコロナ禍の自粛ムードから解放されたことで、外出や外食をする機会がここ数年よりも多くなっているのではないでしょうか。

さて、食事や宿泊予約など、支払いを一人に任せるときには割り勘でお金を渡す機会が多いですね。

いつも小銭を持っているわけではないことや、そもそも現金自体を「持ち歩かない派」もいることから、現金ではなくキャッシュレス決済アプリでの送金をする場合が増えてきている印象があります。

しかし、みんなが同じアプリを使っているとは限らないので、会計を任された人が上手にお金を受け取れないケースもあるのではないでしょうか。

そこでLIMO・U23編集部では、いまどき大学生たちの「キャッシュレス×割り勘」事情について意見交換をしました。

今回はその結果も交えながら、割り勘時の送金方法にまつわるみんなの工夫や、コード決済アプリ以外の便利な送金方法についても見ていきます。

キャッシュレス決済は「割り勘の手段」としても普及中

キャッシュレス送金をしたことがある人は4人に1人

まずは、2022年5月に公表されたデータとなりますが、株式会社ジャストシステムが実施した「割り勘時のキャッシュレス送金」に関する調査の結果を見てみましょう。この調査は15歳以上の645人を対象に行われています。

調査対象の内訳

  • 15~19歳:0.4%
  • 20~29歳:6.2%
  • 30~39歳:14.1%
  • 40~49歳:18.6%
  • 50~59歳:22.4%
  • 60歳以上:38.3%

結果として25.4%が利用したことがあるという回答になりましたが、この調査の対象年齢を見るとキャッシュレス決済に抵抗感がない、10代~30代の母数が少なくなっています。

私はこの結果から私たちの世代の場合はキャッシュレス送金の利用率がもっと高いのではないかという疑問が生じたため、U23編集部で調査を行いました。

こちらの結果については後ほど紹介したいと思います。

キャッシュレス送金方法で一番使われているのは?

この調査では送金方法についても利用率が出ており、「PayPayで個別に送金/受けとり」の利用率が34.1%で最も多くなっています。

こちらの方法はPayPayにチャージした残高から送りたい相手のPayPay残高に送金ができます。

他の手段としても楽天Payやd払いのようなQRコード決済アプリ間での送金が多く使われているようですね。

※グラフ中に記載されているキャッシュレス決済機能は、同調査が実施された2022年5月20~21日時点の情報です。一部終了となっているサービスが含まれている点にご注意ください。