便利なアプリ送金にも「弱点」が。克服できる手軽な送金方法2つを紹介
決済アプリ送金の弱点
さきほどは、Z世代の大学生たちの間でも、QRコード決済送金が普及していることを確認してきました。しかしこの場合、送る側と受け取る側が同じアプリを使用している必要があるのが弱点と言えるでしょう。
会計自体はスマートになりますが、受け取った残高を現金化できないケースもあるため、人によってはデメリットとなり得ます。
その点でLIMO・U23編集部で多かった「銀行振込」は賢い手段とい言えるでしょう。ここではQRコード決済送金の弱点を克服できる送金方法について2つご紹介します。
1. ことら送金
ことら送金は対象の銀行アプリで口座を連携することで、スマホ1つで相手に送金をすることができます。
送金時の手数料は無料で、相手と銀行口座が同じではなくても、ことら送金と口座を連携していれば受け取ることができます。
対象のアプリも幅広く、メガバンクの三井住友銀行や地方銀行が含まれているので、違った口座を持っている人同士でも手数料がかからず送金できるのは大きなメリットといえそうですね。
2. 手数料無料の銀行口座で振込
先ほど紹介したことら送金も相互に連携できる口座が必要であることから、全ての口座には対応しきれないというデメリットが存在します。
また相手が対応口座を持っていても、ことら送金を登録していなければ意味がありません。
したがって最も万能な方法としては「他行への振込手数料が無料」の銀行口座を使うことになります。
この方法ならば相手の使っているアプリ、銀行口座を気にすることなく送金をすることができるため、今まで見てきたデメリットを克服しているのではないでしょうか。
例えばネット専用口座となる三井住友銀行のOlive口座は2023年10月現在、終了時期未定のリリース特典として他行への振込手数料は回数無制限で無料となっています。(※本来は他行あて振込手数料が月3回まで無料)
楽天銀行や住信SBIネット銀行など、回数制限はありますが他行への振込手数料が無料の銀行はいくつかあるので自分に合った口座を開設してみると良いかもしれません。
まとめ
近年キャッシュレス化が進んできたことから現金を持ち歩く人が減り、割り勘にもキャッシュレスの波が来ています。
キャッシュレス決済は細かい金額もお釣りを気にせず払うことができ、お金を常に持ち歩く必要がないことから便利となっていますが、割り勘においても同様のことがいえるのではないでしょうか。
今回紹介した方法が、Z世代の学生たちのスマートな暮らしに繋がっていけばと思います。
参考資料
- 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」
- エイチーム「4人に1人が"キャッシュレス割り勘"を利用したことがある!利用率最多は『PayPayの個別送金』」~キャッシュレス割り勘に関する意識調査~(PR TIMES)(2022年6月20日)
- PayPay「わりかんを利用したい - PayPay ヘルプ」
- ことら「ことら送金」
- 三井住友銀行「Oliveアカウント」
LIMO・U23編集部