来年から新しいNISA制度が始まり関心を持つ方も多いのではないでしょうか。
インターネットやSNSでもNISA制度を推奨する記事が多く見受けられ、話題性の高さが伺えますね
。NISA制度が注目を集めている理由は様々ですが、注目している方のほとんどは将来の老後資金が心配という理由ではないでしょうか。
今の働く世代が老後を迎えた時に年金はもらえるのかなど漠然とした不安を抱えている方が多いような気がします。
そんな年金ですが、実は10月から受け取れる額が変わる方がいらっしゃるということを皆さんご存じでしょうか。
今回は年金について基本的なところから改めて確認してみましょう。
1. 公的年金のしくみ
日本の公的年金制度は「国民年金」と「厚生年金」の2階建てになっています。
1.1 国民年金(基礎年金)
1階部分にあたるのが国民年金(基礎年金)です。特徴は以下の通りです。
- 原則、日本に住む20歳以上60歳未満の全員に国民年金への加入義務がある
- 国民年金保険料は全員一律
- 加入期間等によって老後の受給額が決まる
1.2 厚生年金
厚生年金は、会社員や公務員などが「国民年金(基礎年金)」に上乗せして加入する2階部分の年金です。
現在は適用事業所に務め、一定要件を満たしたパートの方も加入ができます。
厚生年金は加入していた期間と、その収入が老後の年金額に影響します。
国民年金・厚生年金のまとめ