秋になると庭の花も少なくなり、華やかだった春に比べてやや寂しくなりがちです。

そんなとき大いに役立ってくれるのが、多彩な花色がそろっているサルビア。

今回はサルビアの魅力や育て方を紹介します。カラフルな花が咲くオススメ品種も見ていきましょう。

ナチュラルガーデンにオススメ〈サルビアの3つの魅力〉

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〈魅力その1〉品種や花色が豊富

サルビアは「セージ」と呼ばれるハーブの一種で、約900品種にも及ぶと言われています。ほとんどが多年草ですが、耐寒性が低いものは一年草として扱われることも。

花色は青・紫・白・赤・黄・ピンクをはじめ、シックな褐色やニュアンスカラー、複合色などカラフル。庭の雰囲気やお好みに合わせてチョイスできるのもうれしいところです。

〈魅力その2〉生育が早く育てやすい

サルビアは強健な性質でやせた土地でも生育します。植えっぱなしで毎年株元から新芽を伸ばし、背丈がグングン伸びて大株に。初心者にも育てやすいのでオススメです。

〈魅力その3〉春から秋まで花を楽しめる

サルビアは初夏から秋にかけて咲くもの、夏に咲くもの、秋に咲くものとさまざま。開花時期をうまく組み合わせることで、ガーデニングシーズン中のほとんどの期間花が絶えません。

サルビアをすくすく育てる〈4つのポイント〉

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栽培環境

サルビアは日がよく当たる場所を好み、水はけがよい土壌で育ちます。寒さに弱い品種は一年草扱いになりますが、ほとんどは耐寒性があるので冬越しも可能です。

水やり

適度な湿り気のある地質を好むので、土が乾いたら水をたっぷりあげましょう。夏に水切れすると生育が悪くなり、下葉が枯れる原因になります。

肥料

旺盛に生育し、花付きをよくするためにも肥料は必要です。月に1回程度、緩効性肥料や液体肥料を施しましょう。

病気と害虫

たまにウドンコ病にかかることもありますが、病気はほとんど発生しません。害虫としてはアブラムシやハダニが多発します。被害を見つけたら早めに駆除しましょう。

種類が豊富なサルビアから厳選!花色が美しい〈オススメ品種10選〉

サルビア・スプレンデンス

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寒さに弱いので一年草として扱われるサルビア・スプレンデンス。花壇などでよく見かけ、インパクトのある花色が数々そろっています。※参考価格:200~300円前後(3号ポット苗)

サルビア・レウカンサ

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サルビア・レウカンサは「アメジストセージ」という別名も。柔らかな手触りで落ち着いた紫の花が、秋の風情をかもしだします。※参考価格:400~600円前後(3号ポット苗)