2. 【厚生年金と国民年金】受給額の平均はいくらか
では、老後の生活費の主な収入源となる厚生年金や国民年金はいくらもらえるのでしょうか。
厚生労働省の「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均受給額は月額14万5665円(国民年金を含む)、国民年金の平均受給額は月額5万4679円です。
これらの金額を元に、世帯ケース別の年金月額を計算すると以下のようになります。
夫婦共に自営業などの世帯や単身で自営業などの世帯では、国民年金のみの受給となるため生活費が不足する可能性が高いことがわかります。
国民年金のみの受給となる世帯は、厚生年金を受給する世帯以上に、年金以外の資金を確保しておく必要があります。
なお、この試算はあくまでもデータから単純計算したものなので、実際の受給額とは異なる点にご注意ください。
3. 年金だけで暮らしていくための対策3つ
前章までで、老後を年金だけで暮らしていくことは簡単なことではないことがわかりましたが、本音をいえば年金だけで暮らしていけるのが理想でしょう。
そこで、年金だけで生活していくためにできる対策を3つご紹介しますので、取り組めそうなものを見つけて老後資金確保に役立ててください。