2023年9月29日に公表されたアンケート結果によると、交際相手に望む年収は「400~500万円」が最多となりました。

男女別で傾向が異なり、男性は「自分の年収と同等」が56.3%、女性は「自分の年収より高い」が51.7%となっています。

日本の年収事情において、この年収を満たす相手を探すのは「高望み」と言えるのでしょうか。

最新の給与統計から紐解いていきましょう。

交際相手に望む年収は?男女で異なる傾向に

ナイル株式会社が公開した「マッチングアプリ利用者の年収に関する調査レポート」によると、マッチングアプリで交際相手を探す際、年収を条件に設定した人は半数以上となりました。

交際相手に望む年収は「400~500万円」が最多とのことです。

「自分の年収と同等(46.6%)」が最も多い一方で、男女別では少し様相が異なります。

「自分の年収と同等」と回答したのは男性が56.3%、女性は34.1%で、男性が20ポイント以上高くなっています。

また「自分の年収より高い」年収を望むと回答した男性は8.0%に対し、女性は半数以上の51.7%でした。

調査対象はマッチングアプリの利用経験がある20~40歳代となっていることから、比較的年収を聞きやすい環境にあることも影響していると考えられます。

とはいえ、実際には尋ねにくい年収について、心の中で気になっているという方もいるでしょう。

この場合、望む年収は同じく「400~500万円」あたりが平均になっていることも考えられます。

では、日本の年収事情はどのようになっているのでしょうか。

国税庁が2023年9月27日に公表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」から見ていきます。