株式を購入する際に、皆さんが気にするポイントは何でしょうか。

それぞれの人によって、株式を購入する理由は異なると思います。例えば、「その会社の商品を愛用しているから」とか、「経営哲学に好感が持てるから」といった理由です。しかし、多くの人が気にするのはやはり「リターン」ではないでしょうか。

株主優待や配当は、リターンを実感しやすい要素かもしれません。しかし、株価は市場の動向や企業の業績に影響を受けて変動し、リターンに大きな影響を与えます。

株式投資を行う場合、株価の上昇や下落には細心の注意を払っておく必要があります。

そこで今回は、積水ハウス(1928)について、「1年前に100株を買った人の、本当のリターン」を振り返っていきます。

それではまず、配当金について見ていきましょう。

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※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数など全て遡及修正して株価を調整しています。※記事中で記載の株価は全て終値となっています。

1. 積水ハウス(1928)の配当金のリターンはいくらか

積水ハウスの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、2023年1月期の期末配当と2024年1月期の中間配当を受け取ることができます。

なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。

今回の検証では、以下のような想定となります。

  • 株式の取得日:2022年10月3日
  • 株式の取得価格:2408円(取得日の終値)
  • 2023年1月期・期末配当:58円
  • 2024年1月期・中間配当:59円
  • 100株ベースの配当金のリターン:1万1700円

2. 積水ハウス(1928)の株式投資のリターンはいくらか

次に、株価変動によるリターンを計算します。

  • 株式の取得日:2022年10月3日
  • 株式の取得価格:2408円(取得日の終値)
  • 取得から1年後の日付:2023年10月3日
  • 1年後の株価の終値:2835.5円
  • 100株ベースの株価変動によるリターン:+4万2750円

そして最後に、配当金と株価変動によるリターンを合わせて計算します。

  • 配当金のリターン:1万1700円
  • 株価変動によるリターン:+4万2750円
  • トータル・リターン(金額ベース):+5万4450円
  • トータル・リターン(%ベース):+22.6%

リターンの計算は以上となります。

3. 積水ハウス(1928)に今後も注目

積水ハウスの株式の年間リターンは+22.6%となりました。

配当金、株価といった要素を総合的に考えると、株式投資のリターンがどのように決まるのかがわかります。

企業の業績などに関するニュースをチェックすることで、株価の動きとの関連性が見えてくるかもしれません。

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参考資料

MeChoice編集部