つみたて投資枠とつみたてNISAの違い4.非課税保有限度額
新NISAのつみたて投資枠とつみたてNISAの違いの4つ目は、非課税保有限度額です。
非課税保有限度額
- つみたてNISA :800万円
- 新NISAのつみたて投資枠 :1800万円
新NISAは、1800万円(取得価格で計算)の非課税保有限度額が設けられます。
年間120万円の投資を15年間続けると1800万円の非課税保有限度額の上限に達し、それ以上の新規投資は原則できません。
ただし、この非課税保有限度額は枠の再利用が可能です。
たとえば、合計投資額が1800万円に達した翌年に100万円分(取得価格で計算)の投資信託を売却した場合、枠が空いた分の100万円分の購入が可能です。
非課税保有限度額に限度はありますが、売却すれば再度投資ができることを覚えておきましょう。
新NISAで資産形成の検討を
新NISAは、現行のNISAがパワーアップした制度です。
たとえば、金融庁「資産運用シミュレーション」で試算をおこなうと、毎月3万円の積立投資を年利3%で30年間おこなうことができれば、約1750万円になります。
積立投資は一般的に早く始めて長く続けるほど、福利の効果を得やすくなりますので、2024年からの新NISAを活用した資産形成についてまずは情報収集をされるといいでしょう。
参考資料
苛原 寛