住まいのメンテナンス時期と費用の目安
上記の表より、築30年が経過するまでには少なくとも430万円程度の費用が、30年超では1000万円を超える費用が必要になることがわかります。
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修繕費用の例
- 屋根：約180万円～
- 外壁：約340万円～
- 雨樋：約15万円～
- バルコニー・ベランダ：約60万円～
- 白蟻防除工事：約45万円～
- 追い焚き付きガス給湯器：約75万円～
など
ただしこれは最低限必要になると思われる修繕費用で、床暖房設備や空調設備、ハイグレードな住宅設備機器等が備わった家の場合や、サッシ・玄関ドア・室内建具・照明器具、門扉、外構のフェンス等を交換する場合には、より高額な修繕費用が必要になります。
住宅購入では修繕費用も視野に
住まいのメンテナンス費用は築年数の経過と共に費用が高額になり、築30年を経過すると集中して費用が発生するようになります。
天井や壁、床などの内装のメンテナンスであれば、美観さえ気にしなければ先送りすることも可能ですが、屋根や外壁、設備機器のメンテナンスを先送りしてしまうと雨漏りの原因になったり、故障して不便な生活を強いられるようになったりすることにもなりかねません。
そして最悪のケースでは建物の構造躯体が腐食して、大きな地震や台風などで建物が倒壊してしまう恐れもあるので注意が必要です。
したがって長く快適に住み続けるためには、先を見据えて計画的に修繕資金を貯めておくことが重要になります。
参考資料
亀田 融
