昨今は値上げラッシュが続いていますね。
先日ディズニー好きの友人と数十年ぶりに夢の国を堪能しましたが、チケットの値段にびっくりしました。
調べてみると40周年の今年は段階的な値上げとなり、来月10月には1デーパスポートの最高価格はなんと10,900円だそうです。
オープンの1983年、当時のチケット値段は3900円。ついに1万円を超えようとしている現在に比べると格安ですね。
物価上昇が止まらない今、将来の生活に不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
今回は年金生活がスタートする60歳代にフォーカスして、貯金と年金の実態を眺めていきたいと思います。
1. 60歳代の貯蓄額:平均2472万円・中央値700万円
さっそく、60歳代の貯蓄事情を見てみましょう。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」によると、60歳代二人以上世帯の貯蓄額は以下のとおりです。
1.1 60歳代二人以上世帯「金融資産保有額」(※金融資産を保有していない世帯を含む)
- 平均:2472万円
- 中央値:810万円
- 金融資産非保有:20.8%
- 100万円未満:6.1%
- 100~200万円未満:5.5%
- 200~300万円未満:3.3%
- 300~400万円未満:3.2%
- 400~500万円未満:3.4%
- 500~700万円未満:5.3%
- 700~1000万円未満:6.1%
- 1000~1500万円未満:8.6%
- 1500~2000万円未満:5.7%
- 2000~3000万円未満:8.8%
- 3000万円以上:20.3%
- 無回答:2.9%
貯蓄ゼロ世帯と3000万円以上保有の世帯がそれぞれ約20%ずつ。
近年は、定年年齢を引き上げる企業も増えていますので、これから退職金を受け取り一気に貯蓄額が増える世帯もあるでしょう。