〈秋の七草その4〉フジバカマ

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フジバカマは「海を渡る蝶」と言われるアサギマダラが好んで集まる花。

フワフワした薄紫の花は派手さこそありませんが、奥ゆかしい和の雰囲気を漂わせます。

現代では絶滅危惧種に指定されていて、品種改良された園芸種が市場に出回っています。※参考価格:400~700円前後(3号ポット苗)

〈秋の七草その5〉オミナエシ

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スラリと背が高く、先端に黄色い花を数多く咲かせるオミナエシ。漢字で「女郎花」と書き、周りを圧倒するほど美しいことが名前の由来とされています。

花は6~10月まで咲き続け、咲き終わったあとも花が残るので、ドライフラワーとしてもよく利用されています。※参考価格:500~800円(3号ポット苗)

〈秋の七草その6〉ススキ

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ススキは秋のお月見には欠かせないイネ科の多年草。野原や道端に群生している様子は、日本の秋の原風景となっています。

銀色に輝く穂が一面に広がり、秋風にソヨソヨと揺れる姿が優しげ。和歌にある「尾花」はススキを動物の尻尾になぞらえた別名です。※参考価格:500~800円前後(3号ポット苗)