2023年9月20日に日銀が発表した「資金循環統計」によると、2023年6月末時点の家計の金融資産は2115兆円と、前年同月比4.6%増となりました。

物価高騰により家計は厳しい状況が続いていると考えられますが、株式や投資信託の資産価値上昇が、家計の金融資産を引き上げたようです。

リスクを伴うものに抵抗がある人は少なくないと思いますが、やはり投資の必要性を感じざるを得ません。

本記事では、2024年1月にバージョンアップする新NISAの「つみたて投資枠」を活用して老後資金2000万円をつくるために必要な積立額を、「利回り3%・5%」で「40歳・45歳・50歳」からの年齢別にシミュレーションしていきます。

新NISA(ニーサ)の改善ポイント5つ

2014年1月に創設された「NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)」。

通常、利益に対して約20%の税金が徴収されますが、この利益が全額非課税となる非常に魅力的な制度です。

しかし、現行のNISAは、非課税保有期間が一般NISAで5年・つみたてNISAで20年と期限付き。

年間投資枠は一般NISAで120万円、つみたてNISAで40万円と、長期的な資産運用を応援する制度としては、やや使いづらさを感じる部分がありました。

しかし、そんな使いづらさを解消して、2024年1月にNISAが生まれ変わります。

新しいNISAの主なポイントは以下の通りです。

【図表1】

出所:金融庁「新しいNISA」を元にLIMO編集部にて作成

【新しいNISAのポイント】

  • 非課税保有期間:期限あり ⇨ 無期限化
  • 口座開設期間:期限あり ⇨ 恒久化
  • 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」:選択性 ⇨ 併用可能
  • 年間投資枠:つみたて投資枠「年間120万円」・成長投資枠「年間240万円」⇨ 成長投資枠「年間240万円」・つみたて投資枠「年間120万円」
  • 非課税保有限度額:600万円または800万円 ⇨ 全体で1800万円(成長投資枠:1200万円※枠の再利用可能)

NISA口座を利用して投資できる金額に上限はあるものの、期間に上限はないため焦らずじっくり運用して、非課税の恩恵を受けることができます。