70歳代以降「貯蓄額2000万円」を超える世帯はどれほどいるのか？老後の年金収入もチェック厚生年金と国民年金の平均月額も見る

2. 70歳～79歳「国民年金と厚生年金」年金月額はいくら？

老後の収入の柱となる年金についても、厚生労働省「令和３年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、70歳～79歳までの1歳刻みで確認していきましょう。

※上記、厚生年金の月額には国民年金（老齢基礎年金）部分を含みます。

70歳～79歳の国民年金の平均月額は5万円台、厚生年金の平均月額は14万円台です。

国民年金は、20歳～60歳未満の40年間、全ての保険料を支払った場合に満額を受け取ることができます。

保険料は年度ごとに見直しが行われますが全員一律となるため、大きな個人差が表れにくい年金です。

一方、厚生年金は、国民年金（老齢基礎年金）に上乗せして加入し、老後には「国民年金部分＋厚生年金部分」を受け取ります。

厚生年金部分は、現役時代の給与・賞与などの報酬や年金加入期間によって決定するため。個人差が大きい年金です。

現役時代の働き方により、老後の年金額に大きな違いが生じることを理解しておきましょう。