東証プライムに上場する株式会社東芝(6502)(以下「同社」という)が、2023年9月20日、TBJH合同会社(=投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)が設立した特別目的会社)による株式公開買付け(TOB)が成立したと発表した。
TBJH合同会社は同社議決権所有割合の78.65%を取得し、今後は同社株主総会などの手続を経て、2023年内にも同社は上場廃止となる見通しである。
東芝に対するTBJH 合同会社の公開買付け
2023年8月7日、TBJH合同会社(=投資ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)が設立した特別目的会社)は、2023年8月8日から同社への株式公開買付け(TOB、以下「本買付け」という)を開始すると発表し、発行済み株式数の3分の2以上の取得を成立の条件としていた。
同日に、同社も取締役会決議にて、本件買付けに賛同し株主に対し、本公開買付けへの応募を推奨することを決議した。
買付価格は4620円で、TBJH合同会社は同社の全株取得を目指す。公開買付けが成立すると後、同社は上場廃止となり74年間の上場の歴史に幕を閉じることとなる。