近年の新設住宅着工戸数の推移を見ると、注文住宅の着工戸数はやや減少傾向にあるものの、マンションを含む分譲住宅の着工戸数はそれ程大きく変わっていません。

その原因として、注文住宅が以前よりも高額になったことや、家計が厳しくなっていることなどが考えられます。

結果として、比較的安価で入手することができる分譲住宅の購入に流れる人が増加しているといえるでしょう。

2023年8月31日に公表された7月の住宅着工統計によると、住宅着工件数(貸家、社宅、官舎等を含む)は6万8151戸で、分譲住宅が1万6979戸です。

建売住宅は何といっても価格が抑えられることが最大の魅力ですが、設計士があらゆる場面を想定して設計した間取りや、打ち合わせの回数が少なく引き渡しまでの期間が短いことなどがメリットといえます。

しかし一方では、そこに住む人のライフスタイルに合わせて細部まで設計しているわけではないので、実際に住んでから後悔することも少なくありません。

そこでこの記事では、建売住宅を購入した人の体験談を紹介したいと思います。

これから建売住宅を購入しようとしている方の参考になれば幸いです。

建売住宅を購入した体験談。住んでわかった不満点は?

これから紹介するのは、次のような方の体験談にもとづくものです。

  • 【居住地】埼玉県
  • 【購入価格】3100万円