建売住宅を購入した体験談。満点は?
反対に、満足に感じているポイントもお聞きしました。
建売住宅の満足1:安く購入できる
「一つ一つ注文を出す注文住宅よりも建売住宅の方が安く購入できるので、結果として良かったと思う」と夫婦は語ります。
建売住宅は不動産会社や住宅会社などが広範囲の土地を一括で購入した後に、同一の住宅設備や建材などを大量に購入して複数棟を同時に建築するのが一般的なので、現場管理費や設計費なども節約することができるため、安価で入手することが可能になります。
しかし設備や耐震・断熱性能などの住宅性能も分譲する会社によってバラツキが大きいので、良く吟味して慎重に購入判断をすることが大切です。
建売住宅の満足2:家が大き過ぎずに手頃で良かった
「今の建売住宅はコンパクトサイズにまとまっているので、家が大き過ぎずに手頃で良かった」とのことです。
東京近郊の建売住宅のほとんどは延べ床面積が30坪未満で、間取りは3LDK〜4LDKが主流となっています。
地方にあっては少し手狭に感じる広さですが、地価の高い東京近郊では家を大きくすると土地面積も大きくなってしまうので、なかなか買い手がつきません。
したがって利便性の高いエリアであるほど、建物の面積はどうしても小さくなる傾向があります。
建売住宅の満足3:建売住宅でも浴室乾燥機などの便利な機能が付いていたので良かった
近年の建売住宅には浴室乾燥機や床暖房、食器洗い乾燥機などの最新の設備が付いていることが多く、購入希望者の購買意欲を高めています。
しかし人によっては必要のない設備が備わっていることもあるので、事前に付帯設備についても良く調べておくことが大切です。
建売住宅の満足4:ガレージに雨よけの屋根が付いていた
購入した物件にはガレージに雨よけの屋根が付いていたので、マイカーを持っている夫婦には好都合だったそうです。
ガレージに屋根があると、雨の日にも濡れずに車に乗り降りできるので便利です。
しかし敷地が狭いと建物の1階部分の日当たりが悪くなってしまうこともあるので、事前に良く確認しておくことが大切です。
建売住宅の満足5:外壁の塗料などが最新のものになっていた
「有名なハウスメーカーが建てた家なので、外壁の塗料などが最新のものになっていて、自分で選ぶよりも安心できました」と語ります。
同じ建売住宅でも分譲する会社によって屋根や外壁の仕様などが異なることが多く、住宅会社のこだわりが反映される部分です。
仕様によっては見た目ばかりでなく入居後のメンテナンスコストにも差が生じてしまうので、購入前には必ず確認しておきたい部分です。
建売住宅を検討するときに配慮すること
建売住宅を購入する際には建物の外観や便利な住宅設備、見栄えの良い内装といった見た目ばかりに気をとられがちで、つい入居後のメンテナンスコストについては疎かにしがちです。
しかしどんな建物でも定期的なメンテナンスが不可欠なので、こうした点にも配慮することが大切です。
参考資料
亀田 融