2. シニア世代の就業率は増加傾向
総務省「統計からみた我が国の高齢者」というデータによると、60〜64歳の71.5%が就労しています。
さらに、65歳〜69歳の50.3%が就労していることがわかりました。
実は60歳代の半数以上が就労しています。年金が少ない方は、働くことで収入をカバーするのもひとつです。
働くことで年金の受給開始年齢を遅らすのであれば、その分「繰下げ受給」で受給額を増額することもできます。
他にも健康面や社会とのつながり面において、働くメリットはあるでしょう。
3. 年金だけで生活する高齢者は44%のみ
では、実際に年金だけで生活する高齢者は多いのでしょうか。厚生労働省が公表する「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」によると、100%年金だけで生活している人は全体の44%のみです。
つまり、残りはその他の収入や貯蓄の切り崩しによって生活しているのです。
長生き時代を考えると、長生きリスクの備えとしてやはりマネープランが重要になるでしょう。
「年金受給額」の目安を知り、「老後に必要な生活費」のバランスをシミュレーションしてみることが重要です。