株式を購入する際に、皆さんが気にするポイントは何でしょうか。

それぞれの人によって、株式を購入する理由は異なると思います。例えば、「その会社の商品を愛用しているから」とか、「経営哲学に好感が持てるから」といった理由です。しかし、多くの人が気にするのはやはり「リターン」ではないでしょうか。

株主優待や配当は、リターンを実感しやすい要素かもしれません。しかし、株価は市場の動向や企業の業績に影響を受けて変動し、リターンに大きな影響を与えます。

株式投資を行う場合、株価の上昇や下落には細心の注意を払っておく必要があります。

そこで今回は、第一三共(4568)について、「1年前に100株を買った人の、本当のリターン」を振り返っていきます。

それではまず、配当金について見ていきましょう。

※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数など全て遡及修正して株価を調整しています。※記事中で記載の株価は全て終値となっています。

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1. 第一三共(4568)の配当金のリターンはいくらか

第一三共(4568)の株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、「2023年3月期の中間配当と2023年3月期末配当」の計2回を受け取ることができます。

なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。

今回の検証では、以下のような想定となります。

  • 株式の取得日:2022年9月15日
  • 株式の取得価格:4253円(取得日の終値)
  • 2023年3月期・中間配当:15円
  • 2023年3月期・期末配当:15円
  • 100株ベースの配当金のリターン:3000円

それでは次に、株価変動によるリターンを計算します。

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2. 第一三共(4568)の株式投資のトータル・リターンはいくらか

第一三共の株価変動によるリターンを計算します。

  • 株式の取得日:2022年9月15日
  • 株式の取得価格:4253円(取得日の終値)
  • 取得から1年後の日付:2023年9月15日
  • 1年後の株価の終値:4123円
  • 100株ベースの株価変動によるリターン:▲1万3000円

そして最後に、トータル・リターンを計算します。

  • 配当金のリターン:3000円
  • 株価変動によるリターン:▲1万3000円
  • トータル・リターン(金額ベース):▲1万円
  • トータル・リターン(%ベース):▲2.4%

トータル・リターンは金額ベースで▲1万円でした。

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3. まとめにかえて

第一三共の株式の年間リターンは▲2.4%となりました。

配当金、株価といった要素を総合的に考えると、株式投資のリターンがどのように決まるのかがわかります。

企業の業績などに関するニュースをチェックすることで、株価の動きとの関連性が見えてくるかもしれません。

この記事を読んで株式投資に興味が湧いた方は、証券口座の開設を検討してみるのもいいかもしれませんね。

証券口座は人によって合うものが異なりますので、まずは情報を集めることから始めるといいでしょう。

参考資料

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MeChoice編集部