2. 40~50歳代「おひとりさま」貯蓄の平均と中央値はいくらか
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和4年調査結果」の調査によれば、まず40~50歳代の貯蓄の平均と中央値は以下の通りでした。
2.1 40歳代おひとりさまの貯蓄(平均・中央値)
2.2 50歳代おひとりさまの貯蓄(平均・中央値)
平均は40歳代で657万円、50歳代で1048万円ですが、中央値は両方とも53万円でした。
貯蓄分布をみてもわかる通り、貯蓄ゼロのかたが3~4割です。
ただ3000万円以上保有している方もおり、個人差が大きいのがわかります。
3. おひとりさまシニアの貯蓄の平均と中央値は?
同調査より60歳代の貯蓄も確認します。
3.1 60歳代の貯蓄(平均・中央値)
平均は1388万円ですが、中央値は300万円でした。
60歳代になれば退職金や相続資産を受け取る方もいるでしょう。しかしこれらが見込めない場合には、若い頃からコツコツと貯蓄をしていくことがとても大切となるでしょう。
執筆者
福岡女学院大学・人文学部英語学科卒。卒業後、日本郵便株式会社にてリテール営業に従事。投資信託や生命保険の販売では商品分析を得意とし、豊富な商品知識を持つ。はたらく世代のお金の悩みに徹底的に寄り添う姿勢で顧客からの信頼も厚い。現在はこれまでの金融商品の知識を生かし、Instagramを中心に、SNSにて資産運用のはじめ方や資産形成のコツについて積極的に情報発信をしている。Yahoo!ニュース経済カテゴリーでアクセスランキング1位なども達成。一種外務員資格(証券外務員一種)、保険募集人資格などを保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。