2. 70歳代「おひとりさま」貯蓄額はどれくらいあるのか
老後に向けてコツコツ備えていきたいのが「貯蓄」です。
長い老後生活を迎えるにあたり、「貯蓄」は心の支えにもなるでしょう。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、70歳代・単身世帯の貯蓄は以下の通りでした。
2.1 70歳代「おひとりさま」貯蓄の平均と中央値
- 平均:1433万円
- 中央値:485万円
70歳代おひとりさま世帯の貯蓄額の平均は1433万円。しかし、中央値は485万円と乖離しています。
平均は大きな数値により引き上げられているようなので、ここではより実態に近いとされる中央値を参考にしておきましょう。
しかし、貯蓄ゼロ世帯が28.3%、2000万円以上が24.3%と二極化しているようです。
貯蓄額が500万円未満のおひとりさまが約半数。平均寿命が延びている中、少し不安な貯蓄額といえるでしょう。