株式会社神戸物産(3038)(以下「同社」という)が、2023年10月期第3四半期連結決算(対象期間:2022年11月1日~2023年7月31日)を発表した。

3つのセグメントすべてが前年同期より好調で、特に業務スーパー事業は前年同期比+12.1%と好調であった。

売上高および本業の利益を示す営業利益は、増収増益となった。

神戸物産の当第3四半期連結業績

売上高は前年同期比+12.9%の387億5000万円となった。新規出店ならびに既存店への商品出荷が好調に推移したことが影響した。

売上総利益は前年同期比+10.2%の36億2500万円となり、為替変動の影響を売上高の増加幅を上回った。

営業利益は、前年同期比+6.6%の232億7800万円となった。業務スーパー事業における運賃と、直営運営焼肉店の出店に伴う人件費や家賃等の増加により、販管費が前年同期比+16.1%の増加となったものの、売上高の増加幅が大きかった。

経常利益は前年同期比▲4.0%の226億9400万円であり、リスクヘッジとしていた為替予約関連の時価評価損による影響が大きかった。

以上より、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比▲2.1%の155億9000万円となった。