公的年金は2カ月に1回、偶数月の15日に支給となります。次回の支給日は10月13日(金)です。
10月15日は日曜日ですので、直前の平日となる10月13日(金)が次回の年金支給日となります。
老後が近づくにつれて関心度が高くなる「年金」ですが、現役時代の働き方によって受け取る年金額が大きく異なるため、できるだけ早い段階で年金事情を知っておきたいところ。
今回は、年金受給開始年齢(原則)となる65歳から89歳までの年金月額を確認していきます。また、老齢年金に月額5140円(2023年度)が上乗せされるのはどういう人なのかも確認していきます。
1. 国民年金の平均月額はいくら?(65歳~89歳)
厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、65歳~89歳の国民年金の平均受給月額について見ていきます。
1.1【65歳~69歳の国民年金の平均月額】
- 65歳:5万8078円
- 66歳:5万8016円
- 67歳:5万7810円
- 68歳:5万7629円
- 69歳:5万7308円
現行の制度では、老齢年金の受給開始年齢は原則65歳からとなりますが、受給開始を早める「繰上げ受給制度」を希望すれば60~64歳の間に年金を受け取ることができます。
ただし、年金額は満額から減額され、一生涯、減額された金額を受け取ることになるため、繰上げ受給の利用については慎重に検討しましょう。
1.2【70歳~79歳の国民年金の平均月額】
- 70歳:5万7405円
- 71歳:5万7276円
- 72歳:5万7131円
- 73歳:5万7040円
- 74歳:5万6846円
- 75歳:5万6643円
- 76歳:5万6204円
- 77歳:5万6169円
- 78歳:5万5844円
- 79歳:5万5609円
1.3【80歳~89歳の国民年金の平均月額】
- 80歳:5万5483円
- 81歳:5万7204円
- 82歳:5万6981円
- 83歳:5万6815円
- 84歳:5万6828円
- 85歳:5万6404円
- 86歳:5万6258円
- 87歳:5万5994円
- 88歳:5万5560円
- 89歳:5万5043円
国民年金は、原則、20歳~60歳未満の日本に住む全ての人が加入する年金です。
加入対象期間となる40年間(480カ月)、全ての保険料を支払えば老後に満額が支給される仕組みで、未納分がある場合には満額から減額されます。
保険料は全員一律(年度ごとに見直しあり)となるため、納付期間と納付状況が同じであれば、年金も同じ金額になります。