2. 山陰地方の山間部で、10年ほど前に撮影された
投稿者さんに撮影時の状況について尋ねると、友人と廃校を探しに行く途中で偶然発見したものだったそう。撮影場所については「山陰地方の某山間部で、約10年前に撮影しました」と説明してくれました。
また、奥に見える赤い車についても投稿されており、写真を添えて「サーブ」である旨が明かされています。
SNS上で写真を目にしたユーザーからは「危ないものが入ってそう」「ボンネットの錆浮きが、弾痕に見えます」「盗難車?」「サンルーフがついておらずフェンダーモールがついているので前期の300でしょうか、かなり時間が経過したものだと想像しています」など、さまざまな推測の声が寄せられました。
3. ベンツに匂いはなかったが、ドアガラスは割れていて……
廃車や廃バスの写真を多数投稿されている投稿者さんにお話をうかがいました。
――ベンツですが、匂いなどはあったのでしょうか。
匂いはありませんでした。画像では見えにくいですが、左後ろのドアガラスは割れていて、車内には特に不審物はないように見えました。
――廃バスなどを撮影しようと考えた経緯を教えてください。
子供の頃から自動車も好きではあったのですが、大学生の頃から廃墟や廃城などが好きになり、そういった場所を見て回りました。
しかし、そういった場所の近くには必ずと言っていいほど、廃車体(草ヒロとも言います)があり、廃墟・廃城探索のついでに撮影していました。そこから段々と廃車を撮影する機会が増えていきました。
廃バスを多く撮影するきっかけになったのは「廃バスを撮影している方との出会い」でした。
その方の廃バス撮影に同行したときに、路線バスの廃車体を少し見ただけで「どの会社のバスで、どの辺りの路線を走っていたのか」や「年式や型式だけでなく、概ねいつ頃廃車になったか」まで詳しく分析していました。
その姿を見て「たった1台の自動車でもそれぞれたどった歴史があること」や「廃車体の特徴や残された手がかりから、どこからやってきて、どうして放置されたのかなどを推測すること」に面白さを感じるようになりました。
少ない痕跡からまるでパズルのピースを組み立てるような、そんなイメージです。
山の中でメルセデスベンツの廃車に遭遇すると、思わず息を吞んでしまいますね。
— 犯罪すれすれ (@81busbbou6) August 26, 2023
トランクを不用意に開けてはいけません。 pic.twitter.com/KRf84bc9GL