【NHK朝ドラ・らんまん】ヤマモモの育て方

栽培環境

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ヤマモモは日当たりがよく、通気性と保湿性のある土壌を好みます。庭に植える際は高木になることを想定して、スペースのある場所がオススメ。常緑樹なので庭に日陰ができることも考慮に入れましょう。

雌雄異株のため、結実させるためには雄株と雌株が必要です。自然界では雄株と雌株が混在するので自然に交配できますが、庭に1本のみ植えた場合は実が付きにくいこともあります。

水やり

乾燥に強いので大きく生長したヤマモモは雨水にまかせて、ほとんど水やりしなくても育ちます。庭に植えたばかりの小さな苗木や鉢植えにした場合は、土の表面が乾いたらタップリ与えましょう。

肥料

ヤマモモの根には窒素を運ぶ共生菌が付いています。この菌は空気中の窒素を吸収する働きがあり、ヤマモモは共生菌経由で窒素を養分として取り込むことが可能です。

そのため肥沃でない土地でも生育でき、とくに肥料を与えなくでも大丈夫。実を多く付けさせたいときは、冬に寒肥として油かすなどの有機肥料を与えるとよいでしょう。

剪定

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ヤマモモは旺盛に生育して、放っておくと10メートル以上の高木になります。常緑で大きな葉が数多く付くため、庭が日陰になってほかの植物の生育が悪くなることも。

大きくなり過ぎると管理しにくくなるので、1年に1回、3~4月頃に剪定が必要です。樹高を調節したり、混み合った枝や葉を透かし剪定したりして樹形を整えましょう。

病害虫

ヤマモモに発生しやすい病気はこぶ病。枝や幹に細菌が侵入し、こぶができたように丸くふくらみます。こぶ病は湿度が高いと発生しやすいため、水を与え過ぎず風通しをよくしましょう。

害虫はハマキムシの被害に合いやすく、丸めた葉の中に潜んで葉を食い荒らします。葉が丸まっていたらハマキムシの仕業なので、見つけ次第駆除しましょう。

ルビーのような実が愛らしいヤマモモ

高知県の県花で牧野博士ともゆかりが深いヤマモモ。ルビーのような真っ赤な実と1年中茂るツヤツヤとした大きな葉が美しく、都会の緑化にも役立っています。

乾燥や暑さに強く初心者でも育てやすいヤマモモを、庭のシンボルツリーとして育ててみませんか。