国税庁長官官房企画課「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は443万円です。
ただし、年収すべてを受け取れるわけではありません。税金や社会保険料が差し引かれた後の手取り額が実際に使えるお金です。
では、日本の平均年収である年収443万円の会社員は具体的にいくらの税金と社会保険料がかかるのでしょうか。
本記事では、平均年収443万円の人の手取りをシミュレーションします。老後にもらえる年金額もシミュレーションするので、参考にしてみてください。
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会社員が給与から天引きされるものはなにか
まずは、給与から天引きされる税金と社会保険料の種類を確認しましょう。
給与から天引きされる税金と社会保険料は以下のとおりです。
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
- 所得税
- 住民税
合計で5種類の税金と社会保険料が天引きされます。
また、健康保険料や厚生年金保険料は勤務先の会社の所在地などによって金額が異なります。