関西人の水道代は関東より低い?全国平均とも比べてみよう

食器洗いや服の洗濯、シャワーなど、日常生活を送るうえで水道を使う場面は意外とたくさんあります。

日常的に使うからこそこまめに蛇口を閉めたりお風呂の残り湯を洗濯にも使い回したり、いろんな節約法を実践している人もいるでしょう。

それでは、「節約上手」と言われる関西人は本当に水道代も節約できているのでしょうか?

先ほどの光熱費と同様、関東における出費と比較してみたいと思います(図表2参照)。

関西の方が、2300円くらい水道代への支出額が低いようですね。

上下水道料の全国平均の支出額は6万2487円だったため、関西人の水道代は低く抑えられていることがうかがえます。

全国的に見て関西は節約志向なの?

項目により例外はあれど、光熱費も水道代も、関西は関東や全国平均より支出額が低い傾向であることがわかりました。

それでは水道光熱費を含む消費支出全体も、全国平均より低く抑えられているのでしょうか?

家計調査「都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり年間の品目別支出金額、購入数量(二人以上の世帯)」をもとに、地方別の消費支出の金額を紹介します(図表3参照)。

地方ごとの物価の差などはありますが、関西の消費支出の金額は全国平均とほぼ同じであることが分かりますね。

関西は関東に次ぐ経済規模を誇りますし、大阪市・堺市・神戸市・京都市の4つの政令指定都市を擁する地域です。

地方の大きさを加味すると、全国平均とほぼ同じという結果は関西人の節約志向や「お得」を好む気質が働いているのかもしれませんね。

「お得であること」を楽しむのが関西流?まずは気張りすぎずに節約してみよう!

家計調査の結果を見ると、関西人は支出を抑えるのが上手そうな印象でした。

しかしネット上の声を見ていると、意識して節約しているのではなく「お得であること」を楽しんだ結果、支出が抑えられている模様。

まずは気張りすぎず、楽しむ気持ちを忘れないようにすることが節約を長続きさせるコツなのかもしれませんね。

参考資料

太田 彩子