各年代における貯蓄額の中央値
年代別の貯蓄額を中央値で見ると、【図表4】の結果になりました。
中央値は、平均値よりも各年代における貯蓄額の実態が見えやすいデータとなっています。
年代が上がるごとに平均値との差が開く結果となりました。
以上から、年代が低いうちは大きな差になっていなくても、早いうちから資産運用や貯蓄をしている人と、そうでない人で、年代が上がるにつれて差が開いているといえます。
早くから先々の生活に向けて対策をしていた人と、そうでない人で、金融資産の保有額に格差が生じているといえるでしょう。
執筆者
2級ファイナンシャル・プランニング技能士/トータル・ライフ・コンサルタント
立命館大学心理学部を卒業後、大手総合保険代理店で年間300件を超える世帯のライフプランや家計の相談に従事。特定の金融商品だけでなく、幅広く中立的な視点でコンサルティングを実施するため、独立系のFP事務所へと移籍し現在も活動中。FPとしての経験や知識を活かした執筆業も並行して行っており、複数の金融メディアやニュースサイトに月間で20記事から30記事ほど寄稿している。保有資格:2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、トータル・ライフ・コンサルタント