「貯蓄から投資へ」の流れが加速しています。

iDeCo(イデコ;個人型確定拠出年金)や、新しいNISA制度など、少額からの投資を後押しする国の制度の拡充が進むこんにち。

「投資はお金持ちが余剰資金でやるもの」というイメージは薄くなり、社会に出てからの日が浅い20代にも浸透してきているようです。

今回は、三井住友カード株式会社が2023年8月23日に公表した20代の投資実態に関するアンケート調査の結果をもとに、若年層の投資のリアルを見ていきます。

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20代の3割が「投資をしている」と回答

まずは、2023年8月23日、三井住友カード株式会社が公表した「投資に関する意識調査」の結果から。同調査は、20代1000人を対象に、ひと月の投資額や、投資をする理由などをアンケート形式でたずねたものです。

20代で「投資をしている人」の男女比は?

20代の男女全体で投資をしていると答えた人は29.3%。「していないが、近いうちにしたいと思っている」と合わせると、投資に前向きな回答が約59.4を占めます。

20代で投資をしている人「男女比」は?

20代で「投資をしている」と答えた人は、男性で36.8%(2.7人に1人)、女性で21.8%(4.6人に1人)という結果に。男性のなかには投資歴9年以上というツワモノも。

この数字を多いと感じるか、少ないと感じるかは人それぞれ。もっとも20代であれば、社会に出てからの年数でも差がつく部分かもしれませんね。