共働きで運用益をシミュレーション

35歳の共働き世帯が、毎月10万円ずつ積み立てをした場合、65歳時点でいくらになるのかをシミュレーションします。

想定利回りは、単身世帯と同じく「3%」「5%」「7%」で確認しましょう。

●想定利回り3%

想定利回りが3%だった場合、65歳時点で運用収益は2227万4000円になりました(図表4参照)。

元本と合わせた合計金額は、5827万4000円になります。

●想定利回り5%

想定利回りが5%だった場合、65歳時点で運用収益は4722万6000円になりました(図表5参照)。

元本と合わせた合計金額は、8322万6000円になります。

●想定利回り7%

想定利回りが7%だった場合、65歳時点で運用収益は8599万7000円になりました(図表6参照)。

元本と合わせた合計金額は、1億2199万7000円になります。

夫婦それぞれで月5万円ずつ資産運用を行うと、想定利回りが7%あれば1億円を超える結果となりました。

いずれのシミュレーション結果においても、資産運用を継続して長期間続けていれば、まとまった資産として老後資金に活用できます。

新NISAの制度を理解して効果的に利用しましょう

資産運用においては、少額で長期間で積立投資を続けると、運用成果が安定しやすく、長期的な視点で見ればプラスの成果になる期待が高いです。

新NISAを活用して効果的に資産形成ができるように、制度面はしっかり把握しておきましょう。

参考資料

川辺 拓也