公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、2023年4月から6月までの運用実績が、過去最高の19兆円の黒字になったと発表しました。

GPIFは公的年金を株式や債券を組み合わせながら運用しています。

では、個人が資産運用を月5万円ずつ積み立てた場合、どれだけ資産形成できるのでしょうか。

2024年から始まる新NISAの概要と、月5万円の積み立てを単身世帯と共働き世帯で実施した場合をシミュレーションします。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

新NISAの概要

2024年から、現行のNISA制度を抜本的に拡充して、新しいNISA制度が始まります。

出所:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

現行のNISA制度から変わる点は、以下の5項目です。

  • 非課税保有期間の無期限化
  • 口座開設期間の恒久化
  • つみたて投資枠と、成長投資枠の併用が可能
  • 年間投資枠の拡大
  • 非課税保有限度額が全体で1800万円(成長投資枠は1200万円)

NISAをはじめ、資産運用では株式や債券に投資して資産を増やしますが、毎月5万円の積立投資を続けると、運用成果がどうなるかシミュレーションしてみましょう。