【大阪メトロ谷町線】混雑する区間は「東梅田→南森町」「谷町九丁目→谷町六丁目」

続いて、大阪メトロ谷町線に絞った最混雑区間&混雑率のデータをみていきましょう。同調査によると、大阪メトロ谷町線のもっとも混雑する区間は、八尾南方面行きでは「東梅田→南森町」。時間帯は「7:50~8:50」。輸送力が1万8084人に対して、1万6069人が乗車しており、混雑率は89%でした。これは大阪圏の平均混雑率を下回っています。

一方、大日方面行きでは「谷町九丁目→谷町六丁目」がもっとも混雑し、特に混むのは「7:50~8:50」の時間帯。輸送力が1万8906人に対して、1万9235人が乗車しており、混雑率は102%でした。これも大阪圏の平均混雑率を下回っています。

【大阪メトロ谷町線】駅別乗降客数は「四天王寺前夕陽ヶ丘」以外は増加

大阪市高速電気軌道株式会社のホームページに掲載されている情報をもとに谷町線の駅別乗降客数の変化をみると、2022年度の駅別乗降客数は「四天王寺前夕陽ヶ丘」以外の駅は2021年度を上回りました。

もっとも乗降客数が多い天王寺は23万570人で前年比3.4%増となっています。なおもっとも増加率が高かったのは野江内代で前年比7.8%でした(相互直通線及びその接続駅については、地下鉄利用者のみ計上)。

2023年度のデータはまだ発表されていませんが、コロナを取り巻く状況の変化や旅行者の増加を考えると、乗降客数はさらに増えていることが予想されます。今後、コロナ前の水準に戻っていくのか、そこまでは戻らないのか、今後の動向に注目したいところです。

(2023年9月1日16時25分追記:読者からのご指摘を受け、本文の一部を修正しました)

参考資料

大蔵 大輔