あと1カ月もしないうちに、2023年のシルバーウィークがやってきます。2023年のシルバーウィークは9月16日(土)から始まり、平日を4日挟んで9月23日(土)までです。
前半には3連休がありますし、有給休暇を使えば4連休以上の休みを取れそうですね。夏の暑さが過ぎた頃、少し遠出をしようと考えている方もいるのではないでしょうか。
外出先での移動で役に立つ乗り物といえば、鉄道。特に都市部は路線が充実しており、ICカードが1枚あればさまざまな観光地に訪れられます。
そこで今回は関西の鉄道をピックアップして、関東人が自分が住んでいる場所との違いを感じやすい関西の鉄道ルールを紹介します!
1. ICカードの残高が1円あれば改札内に入れる
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改札を通るとき、改札機にタッチして使うICカード。関東だと、初乗り運賃分の残高が入っていないと「ピンポーン」と音を鳴らしながら改札機が閉じてしまいますよね。
一方関西では、初乗り運賃分の残高がなくても構いません。ICカードの残高が1円でもあれば、改札内に入れます。
ICカード残高の不足分は、降車した駅の精算機で入金すれば大丈夫。急いでいるときや、電車の本数が少なくて乗り遅れたくないときなどは、関西の方が便利に感じるかもしれませんね。
2. 自分が乗る電車はいつ来る?電光掲示板の「先発」「次発」の表示
関西の電光掲示板に目を向けると、時刻や行先が表示されている横に「先発」「次発」などと書かれている光景をよく見かけます。自分が乗りたい電車が何本後に到着するのか一目でわかるのが便利ですよね。
もちろん関東にも「先発」「次発」と記載してある電光掲示板はあります。
しかし一部の鉄道会社や路線では、「こんど」「つぎ」「そのつぎ」「そのあと」と書いていたり、そもそも「先発」「次発」に該当する項目を設けていなかったりもするのです。
そのため、関東の人のなかには旅行や出張で初めて関西を訪れたとき「関西では「先発」「次発」って表現するんだ」「関西の電光掲示板には電車の発着順まで書いてる!」と思ったことがある人もいるそうですよ。
3. 行先表示の確認は必須!巡回する便が意外と少ない大阪環状線
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大阪環状線は、関東でいう山手線のような立ち位置の路線です。
しかし大阪環状線には他の路線の車両が何本も乗り入れているため、初めて関西を訪れた人は電光掲示板や電車の案内表示にいろんな地名が登場することに驚くことがあるようですよ。
特に、JR大阪駅の1番・2番ホームのカラフルな地面には衝撃を受けることも。行先ごとに整列できるよう並ぶ場所を色分けしているため、テーマパークのような賑やかな光景が見られます。
大阪環状線にはグルグルと巡回する便のほか、奈良方面・和歌山方面・関西空港方面・USJ方面へ向かう便も乗り入れています。時間帯によっては6割以上が大阪市外へ向かう便のため、行先表示の確認は必須です。
4. 地域間の移動に便利!「快速」の種類の豊富さ
関西の鉄道を利用しているとよく耳にするのが、「○○快速」という言葉です。京都と奈良を結ぶ「みやこ路快速」、大阪と和歌山を結ぶ「紀州路快速」、大阪と福知山(京都)を結ぶ「丹波路快速」などいろんな種類があります。
また、福井・滋賀・京都・大阪・兵庫の5府県の移動に便利な「新快速」の存在も見逃せません。新快速は最長で敦賀駅(福井県)から播州赤穂駅(兵庫県)までを結ぶ快速電車で、営業距離は275.5km!
最高速度は有料特急に匹敵する130km/hで、敦賀駅から播州赤穂駅までを4時間ほどで結びます。ちなみに、京都-大阪間を約30分、大阪-三宮(兵庫県神戸市)間を約20分で移動することが可能です。
発着数も充実しており、新快速の場合は多いと毎時間4本運行しています。関西をあちこち移動するときは、快速電車を使いこなしましょう!
5. 何両目?女性専用車両は関東と関西で位置が異なる
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関東では、女性専用車両は端の方に設けられていることが多いですよね。しかし関西では、編成のほぼ真ん中に設けてあるケースがあります。
代表的な例として挙げられるのが、南海電鉄や阪急電鉄の京都線、大阪メトロの御堂筋線と谷町線です。なかには通勤ラッシュ時だけでなく、終日女性専用車両を設けているところもあります。
新大阪駅で新幹線から地下鉄御堂筋線に乗り換えるとき、いつもの感覚で真ん中あたりの車両に乗ろうとしたら女性専用車両だったため、「あれっ」と思いながら別の車両に移動した経験がある関東人もいるのだとか。
ちなみに関西の一部鉄道会社や路線が女性専用車両を編成の真ん中あたりに設けている理由は、乗り換えのしやすさや混雑の緩和を考慮しているからだそうです。
6. 地図は要確認!?同じ駅名なのに駅舎が離れている
鉄道網が充実している地域では、複数の路線が並行するように設けられていることがあります。関東圏の場合、同じ駅名のところは改札や通路で繋がっており、スムーズに乗り換えができますよね。
しかし関西では同じ駅名でも駅舎がかなり離れており、乗り換えが大変なところがあちこちにあります。例えばJRの尼崎駅と阪神の尼崎駅は2km以上、JRの宇治駅と京阪の宇治駅は800m以上離れており、移動するのが大変です。
慣れないうちは「同じ駅名だから」と油断せず、利用する鉄道会社と駅の位置関係を地図で確認しておいた方が良さそうです。
関西の鉄道ルールが本当なのか確かめに行ってみて!
「同じ日本国内だし、ある程度は同じじゃない?」と思いきや、鉄道には地域ごとの違いが意外とあります。
旅先ではICカードに初乗り運賃分の残高がなくても改札内に入れるか、車両の種類など、ちょっとしたことでも刺激的に感じられるでしょう。
関西の鉄道を乗り回すなら、フリー切符の利用が便利です。各鉄道会社が独自に発売しているフリー切符のほか、指定エリア内なら複数の鉄道会社の路線が乗り放題になるものもあります。
シルバーウィークの頃には夏の暑さが和らぎ、ある程度外出しやすい気候になっているはず。2023年のシルバーウィークは、関西の鉄道ルールが本当なのか確かめに行ってみてくださいね!
参考資料
成瀬 亜希子