エヌビディアの3Q業績予想

当第3四半期の売上高は160億ドル±2%と予想する。

売上総利益(粗利率)は71.5%±0.5%としている。

希薄化後EPSは1.82ドル~2.18ドルの範囲内になると予想される。

当第2四半期より伸びて、さらなる成長を見込んでいる。が促進されることを示している。半導体関連の業界の落ち込みが緩和に向かう。

同社のJensen Huang創業者兼最⾼経営責任者(CEO)は、

「CUDA AIソフトウェアスタックを実行するNVIDIA GPUが、生成 AI のインフラストラクチャを構成している」

「当四半期中、大手クラウドサービスプロバイダーは、NVIDIA H100 AIインフラストラクチャを続々と発表した。大手エンタープライズ IT システムおよびソフトウェアプロバイダーは、NVIDIA AIをあらゆる業界に提供するためのパートナーシップを発表した。生成型AIの導入競争は続いている」

述べた

エヌビディアの株主還元策

当第2四半期に、同社は総額33億8000万ドルの株主還元を行った。

内訳は、32億8000万ドルで750万株の自己株式の取得を行い、残りは現⾦配当となる。

当第2四半期終了時点で、自己株式の取得枠は39億5000万ドル残っている。加えて、2023年8⽉2⽇、同社取締役会は追加の自己株式の取得枠として250億ドル分を承認した。追加分については期限を設けていない。

同社は、自己株式の取得を継続的に行う予定である。

また、2023年9月7日に登録されているすべての株主に対して、2023年9月28日に1株あたり0.04ドルの現金配当を行う予定である。

エヌビディアの株価

当第2四半期決算発表前となる、2023年8月23日(米国時間)の同社株価は前日比14.48ドル高の471.16ドルであった。

記録的な数値となった決算発表を受けて、時価総額1兆ドル超えの同社株価がどうなるか注目である。

参考資料

石川 貴康