エヌビディアのプラットフォーム別売上
エヌビディアのData Center
Data Center売上高は、クラウドサービスプロバイダーと⼤⼿consumer向けインターネット企業が牽引し、前年同期比+171%の103億2000万ドル、と過去最高の記録的数字となった。
「Hopper」および「Ampere」GPUアーキテクチャに基づく、NVIDIA HGXプラットフォームの需要が高まった。主に⼤規模な⾔語モデルと⽣成 AI の開発によって促進されたものである。
Data Center Computeは、前年同期比+195%となった。HopperベースのHGXプラットフォームが大幅に増加したことが要因と言える。
Networkingは前年同期比+94%となった。HGXプラットフォームをサポートする、IniniBandインフラストラクチャの力強い成⻑によるものである。
同社は、2023年8月8日(米国時間)、コンピューターグラフィックスの年次カンファレンス「SIGGRAPH」基調講演で次世代の「NVIDIA® GH200 Grace™ Hopper™ Superchip」を発表した。
GH200 Grace™ Hopper™は、CPUとGPUを組み込み、より高速な「HBM3eメモリ」を搭載することで、回路を行き来するデータの大容量化を実現している。
基調講演において、2024年第2四半期より出荷予定であると明らかにされた。
エヌビディアのGaming
Gaming売上高は前年同期比+22%の24億9000万ドルとなった。
NVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャに基づく、「GeForce RTX 40 シリーズ」GPU 需要の強さを反映したものとなっている。
2Qには、NVIDIA Avatar Cloud Engine(ACE)を発表した。AI を活用して、操作不可能なキャラクターにインテリジェンス(AI機能)をもたらしてゲームを変革するサービスである。
エヌビディアのProfessional Visualization
Professional Visualization売上高は、前年同期⽐▲24%の3億7900万ドルとなった。
1Qからは引き続き増収傾向にあり、エンタープライズワークステーションの需要の⾼まりと、Ada Lovelaceアーキテクチャに基づくNVIDIA RTX製品の増加によるものである。
新たなデスクトップワークステーション「RTX GPU」シリーズ (NVIDIA RTX 5000、RTX 4500、およびRTX 4000)を発表しており、当第3四半期に出荷予定である。
エヌビディアのAutomotive
Automotive売上⾼は、前年同期比+15%の2億5300万ドルとなった。⾃動運転プラットフォームの売上増が起因した。1Q比で減収となったのは、中国における全体的な⾃動⾞需要の減少を反映している。
同社の自動運転車向けハードウェア「NVIDIA DRIVE Orin™」は、先進的な運転支援システムを搭載していることで知られるXPENG G6 Coupe SUV(=中国・EV自動車メーカーXiaopeng Motorsの車種)に採用されている。