2.「国民年金」受給月額の平均はいくら?

まずは、国民年金の年金月額から確認していきましょう。

全体:5万6368円

  • 1万円未満:7万27人
  • 1万円~2万円未満:28万4152人
  • 2万円~3万円未満:90万3006人
  • 3万円~4万円未満:274万9550人
  • 4万円~5万円未満:463万6048人
  • 5万円~6万円未満:791万730人
  • 6万円~7万円未満:1500万3006人
  • 7万円以上:187万2466人

国民年金の男女全体の受給額の平均は「月額5万6368円」でした。男女別でも確認しておきましょう。

2.1「国民年金」受給月額の平均を男女別で見る

国民年金の受給月額の平均は、男女で大きな差は見られませんでした。

  • 男性:5万9013円
  • 女性:5万4346円

国民年金は、加入義務となる40年間(480カ月)、全ての保険料を支払った人が満額を受給することができます。ちなみに2023年度の新規裁定者(67歳以下)の国民年金の満額は月額6万6250円です。

自営業者やフリーランスなどの国民年金(第一号被保険者)は、老後に向けて年金以外の収入源や取り崩し可能な資産を蓄えておく必要がありそうですね。

3.「厚生年金」受給月額の平均はいくら?

次に、会社員や公務員などの第二号被保険者が受け取る厚生年金の受給額について確認しましょう。

なお、以下で確認する厚生年金の年金額には国民年金(基礎年金)が含まれています。

全体:14万3965円

  • 1万円未満:9万9642人
  • 1万円以上~2万円未満:2万1099人
  • 2万円以上~3万円未満:5万6394人
  • 3万円以上~4万円未満:10万364人
  • 4万円以上~5万円未満:11万1076人
  • 5万円以上~6万円未満:16万3877人
  • 6万円以上~7万円未満:41万6310人
  • 7万円以上~8万円未満:70万7600人
  • 8万円以上~9万円未満:93万7890人
  • 9万円以上~10万円未満:113万5527人
  • 10万円以上~11万円未満:113万5983人
  • 11万円以上~12万円未満:103万7483人
  • 12万円以上~13万円未満:94万5237人
  • 13万円以上~14万円未満:91万8753人
  • 14万円以上~15万円未満:93万9100人
  • 15万円以上~16万円未満:97万1605人
  • 16万円以上~17万円未満:101万5909人
  • 17万円以上~18万円未満:104万2396人
  • 18万円以上~19万円未満:100万5506人
  • 19万円以上~20万円未満:91万7100人
  • 20万円以上~21万円未満:77万5394人
  • 21万円以上~22万円未満:59万3908人
  • 22万円以上~23万円未満:40万9231人
  • 23万円以上~24万円未満:27万4250人
  • 24万円以上~25万円未満:18万1775人
  • 25万円以上~26万円未満:11万4222人
  • 26万円以上~27万円未満:6万8976人
  • 27万円以上~28万円未満:3万9784人
  • 28万円以上~29万円未満:1万9866人
  • 29万円以上~30万円未満:9372人
  • 30万円以上~:1万4816人

※国民年金部分を含む。

3.1「厚生年金」受給月額の平均を男女別で見る

男女差も確認しておきましょう。

  • 男性:16万3380円
  • 女性:10万4686円

男女で約6万円の差が見られますね。

いまのシニアが現役の頃は、女性は結婚や出産、育児などのタイミングで家庭に入る方が多かったようです。実質的に女性の基本給が男性より低かったことも年金給付額に影響しているかもしれません。