8月15日は年金支給日でした。

夏休みの時期ということもあり、何かと出費がかさんだ方も多いのではないでしょうか。

また、連日の暑さでエアコンをフル稼働させるご家庭も多く、電気代が心配になってしまいますね。ちなみに次の年金支給は10月となります。

年金が主な収入源という方の中には、出費が重なり生活費が足りるか不安になると、「みんなは本当は年金をいくらもらっているんだろう?」と気になる方もいるのではないでしょうか。

そこで、この記事では厚生年金と国民年金のみんなのリアルな受給額を解説していきます。

1. 【みんなの年金月額】厚生年金は平均14万6000円

厚生労働省の「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金の平均受給額は約14万6000円です。

なお、2023年度は3年ぶりに年金額が増額されているので、現在の平均額はもう少し高い可能性があります。

男女別の平均受給額をみてみると、男性が約16万3000円で、女性が約10万5000円です。男女間で5万8000円もの差が生じていることがわかります。

では、みんなは本当はいくらもらっているのか、受給金額ごとの割合を一覧表にまとめましたのでご覧ください。

男性は「15万円以上20万円未満」を受給している方が41.73%と最も多くなっており、次いで「10万円以上15万円未満」が24.80%、「20万円以上25万円未満」が20.07%となっています。

一方女性は、「5万円以上10万円未満」が43.07%、「10万円以上15万円未満」が42.81%と、この金額の範囲だけで約86%を占めています。

また、「15万円以上20万円未満」を受給している女性はわずか8.11%にとどまり、男性(41.73%)の5分の1以下しかいないことがわかります。

厚生年金の受給額は、現役時代の年収や勤続年数などが大きく関係しているため、平均給与が高く勤務年数も長い傾向がある男性の方が、高額な年金を受給していると考えられます。

2. 【みんなの年金月額】国民年金は平均5万6000円

続いて、みんなは国民年金を本当はいくらもらっているのかを見ていきましょう。

厚生年金と同様に、厚生労働省の「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の平均受給額は約5万6000円です。

性別ごとにみると、男性の平均受給額は約5万9000円で女性は5万4000円となっており、男性の方が約5000円多く受給していることがわかります。

しかし、厚生年金と比較すると男女間で大きな差は生じていないといえます。

国民年金の受給額は保険料納付月数によって決まるため、現役時代の年収は影響しません。

そのため、男女間はもちろんのこと、年代や住んでいる地域が異なっても、ほぼ同じ受給金額となっています。

なお、令和5年4月分(6月支払い分)からの国民年金は、満額で6万6250円です。保険料を40年(480月)納めた場合は、満額を受給できます。

3. 公的年金以外で老後資金を準備する方法

みんなが本当に受給している厚生年金や国民年金を紹介しましたが、現役時代の収入よりも少ないケースが多く、年金だけで生活費をカバーできるのか不安に感じた方もいるでしょう。

また、今後の社会情勢や国の施策などによっては、今よりも年金受給額が減額される可能性もあります。

そのため、年金以外の方法で老後資金を準備する自助努力が必要になるといえるでしょう。

老後資金を準備する方法には、銀行への預貯金をはじめ生命保険(終身年金や個人年金保険など)の活用、投資信託などいくつかあります。

中でも、「個人型確定拠出年金(iDeCo)」や「つみたてNISA」は、税金の優遇措置が設けられているため、節税しながら老後資金を準備することが可能です。

4. みんなの年金受給額のまとめ

みんなが本当にもらっている年金額は、厚生年金が平均約14万6000円で国民年金が約5万6000円です。

ただし、厚生年金は現役時代の年収や厚生年金への加入期間などにより受給額が異なるため、年収や加入期間によっては受給額が少なくなる可能性があります。

また、国民年金のみの場合は、老後の生活費として十分な金額とはいえないでしょう。

老後の生活費が足りるか不安な方は、年金以外の方法も取り入れて、できるだけの準備をしておくことをおすすめします。

参考資料