【東海道新幹線】現在のワゴンを押すスタイルの車内販売へ

新幹線が開業した当初、車内販売のほかに昔ながらのホームでの立ち売りも行われていました。しかし風圧でワゴンが倒れたり、商品が飛んで行ったりするリスクがあったため、ホーム上に固定店舗が開店します。

またJRの発足や分割・統合に合わせて、サービスの見直しが行われました。1988年に営業を開始したカフェテリアから始まり、列車内に売店や自動販売機なども設置されました。

しかし車両の進化により車内空間が快適になったこともあり、乗客は席を立って車両を移動することが少なくなります。その結果、車内のカフェテリア・売店・自動販売機などは廃止され、乗客がいる場所まで商品を運ぶワゴン販売が一般化しました。

【東海道新幹線】時代の流れに合わせて変化するサービス

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1872年(明治5)に日本で鉄道が開通してから、約150年が経過しました。駅や車両内での商品の販売スタイルも、時代に合わせて変化しています。

駅のホームでの立ち売りや新幹線の車両内での売店などを見かける機会は、現在ではほとんどなくなりました。2023年11月1日から始まる東海道新幹線の新サービスも、時代の流れなのかもしれません。

参考資料

成瀬 亜希子