公的年金の積立金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が8月、2023年4~6月期の運用成績を発表しましたね。18兆9834億円の黒字で、四半期の黒字額として過去最高だったということです。

私たちが将来受け取る年金の原資になるお金ですから、着実に殖えているのはうれしいことです。

少子高齢化で将来受け取れる年金額を悲観する方も多いのではないでしょうか。

まずは現在の高齢者世代がどのくらいの年金額を受け取っているのか確認してみましょう。

1.「国民年金・厚生年金」の仕組みを確認 

日本の年金制度は、国民年金と厚生年金の2種類で構成されており「2階建て」といわれています。それぞれの特徴は以下の通りとなってます。