●2人以上世帯の貯蓄平均と中央値
貯蓄額の平均と中央値は【図表1】のとおりです。
●2人以上世帯の金融資産保有額(平均・中央値)
- 平均:1291万円
- 中央値:400万円
《年代別にみる平均・中央値》
- 20歳代:《平均》214万円・《中央値》44万円
- 30歳代:《平均》526万円・《中央値》200万円
- 40歳代:《平均》825万円・《中央値》250万円
- 50歳代:《平均》1253万円・《中央値》350万円
- 60歳代:《平均》1819万円・《中央値》700万円
- 70歳代:《平均》1905万円・《中央値》800万円
どの年代も、平均と中央値では平均の貯蓄額の数値の方が大きくなっています。
理由として、平均はどの年代においても、一部の多く貯蓄を持っている人が大きく影響しているためといえます。
一方、中央値は、貯蓄額が少ない順または、多い順に並べたとき、丁度、真ん中になる人の貯蓄額を表しているため、より実態に近い数値といえます。
平均と中央値の差が一番大きい年代は「20歳代」で約5倍、次いで「50歳代」が約3.6倍です。
20歳代で「すでにコツコツ貯蓄を始めている世帯」もあれば「まだまだ、これから…」という世帯もあるのでしょう。
50歳代は、「子育て・マイホーム取得などにお金がかかり、思うように貯蓄を増やせない世帯」と「若いときから継続して貯蓄を続けた世帯」があると考えられます。
とはいえ全年代のうちで一番、全世帯の平均・中央値と近い数値となっていることを考えるならば、迫る老後に向け貯蓄を意識する世帯が多い年代といえるのではないでしょうか。
単身世帯の貯蓄額はいくら?年代別の平均と中央値を確認
次は、同資料の20~70歳代「単身世帯」の貯蓄平均と中央値をみてみましょう。
【図表2】をご覧ください。